2019年11月24日日曜日

建具の再利用

建具は、できる限り昔のものを再利用。
元の建具を入れると、中身がすっかり変わってしまっていても、リフォーム前の雰囲気が戻ってきますね。
建具も変えてしまうと、前の名残がなくなってしまうので、良いような悪いような。
あえて以前の雰囲気を残すため、今回は徹底的に(時には似せて作ってもらって)以前の建具を使いました。

1階の座敷とキッチン。廊下から。

2階。息子の部屋から。
この2階の写真と同じアングルで撮った、以前の写真。
雰囲気は残るとはいえ、ほぼ別物になるようすがわかると思います。

リフォーム前。

リフォーム中。



2019年11月14日木曜日

2F間取り

昔ながらの(というか、昔の木造軸組構法)の家なので、元の構造壁や柱を壊さなければ、ある程度自由に間取りを作れます。
特に2階は水場がないので、やりたい放題、と思いきや、1階の天井の高さが違うことによる段差があったりして、一筋縄では行きません。
補強もしたいので、1階と全然違う位置に壁を入れたりしても意味がないので、どうしても制約は出ます。

壁がなかったところに壁を立てます。
以前はぺらぺらの間仕切りのみでした。
ちゃんと屋根の梁まで柱を通して固定。
部屋の中央に柱の跡があります。
構造上不要な柱は外して、部屋を広くとりました。
間取りを変えて部屋を広くし、壁が減ったので
補強のために「頬杖」を入れました。
壁に入っている柱と屋根の梁を繋いでいます。




1階で使えなくなった欄間を2階に持ってきました。
梁と天井の間が狭いので、1回り小さくカットしてはめ込んであります。

2階は山小屋風ですが、欄間が入ると和風になりますね。
壁は塗りで仕上げ、既存の木枠ガラス戸を
両開きにしました。
元の欄間は、座敷と仏間間の襖の上に入っていました。