2019年8月5日月曜日

床の仕上げ塗り

床はトイレ以外(洗面所も!)栗の無垢板のフローリングにしました。
仕上げをしていない材を使用したので、木材の表面保護のために、仕上げをする必要があります。
LDK。床が無垢の木そのままなので、白く見えます。

なぜ仕上げをしていない材にしたかと言うと。。。

そのほうが坪1,000円以上安かったからです!!

身も蓋もない理由で本当に申し訳ない。

もう一つ理由を付け加えるとすると、床板を選んだ時点で、床材の仕上げをどうしようか決めきれていなかったためでもあります。(苦し紛れに理由を付け足し)

床材の仕上げはなかなか難しいところで、
ウレタン系の塗装だと木の質感がなくなってしまいますが、ほぼメンテナンスフリー。
しかし、経年劣化すると、ポロポロと表面が剥離してきてしまいます。

オイル仕上げはその点木材に染み込むので、表面が剥離とかはありません。
傷がついたりシミがついたりしたら、その部分だけサンドペーパーで削って塗り直したりも簡単にできます。
また、足の裏の触り心地?は無垢の木の質感そのまま。
ただし、1年〜数年に一度のメンテナンスは必須です。

色々考えましたが、ライフワークでやっているカヌーの道具などでも木の道具にオイルフィニシュをしたりしているので、馴染みのあるオイルを塗って仕上げることにしました。
仕上げ用のオイルといっても色々ありますが、塗りやすさと費用の面から、エゴマ油を選択しました。

とりあえず、少量買ってみてお試し。
左が塗布前、右が塗布後

  

アマニ油も使ったことがあるのですが、エゴマ油の方が粘度が高く、塗り広げやすい油でした。
食品用ではありませんが、天然成分なので、万が一子供がなめてしまっても大丈夫。
床そのものよりも、ちゃんと掃除ができているかの方が心配ですが。。

少量買って端材で塗ってみたりして、スーっと塗り広がり、適当に拭き取ればムラなく仕上げられることがわかったので一斗缶で購入。
本当は一升瓶2本くらいの量でよかったのですが、ちょうどいい量が売っていなかったもので。。。
残った油は、あちこちに塗ってやろうと思います。

  

いきなり床にぶちまけてモップで塗り広げる、なんて言う荒技でも塗れますが、そんなことをするといつまでたっても余分な油が乾かないので、
① 塗装用のコテバケで出来るだけ薄く塗り広げる
   塗装用のコテバケの例→
  がっつり塗っても、木が吸わない分は吸われません。
  いつまででも床がベタベタして大変です。
② 1分もしないうちに染みなかった油を拭き取る
③ 数時間後、半日後くらいそれぞれで乾拭き
で塗っていきました。

家族総出で塗りました。
初めの写真のLDKがこんな感じになりました。


細かいことを気にしなければ、8畳間を30分から1時間くらいで塗り終えます。
細かく養生とか考え始めると、塗るよりもそちらに時間がかかります。
そこまでこだわるなら、坪1,000円はケチらずにプロにお任せしましょう。。。
数人がかりでやれば、数時間で1フロアを終了できます。
が、四つん這いでの作業なので、意外と次の日節々が痛くなったりします。
草むしりとかで、屈んで作業するのに慣れている人なら大丈夫かも。

塗り終わった直後は天ぷら屋さんのような匂いはしますが、自然のものなので、石油系の塗料などのような刺激的な匂いがなく、その後の生活も快適です。

注意すべき点としては、しばらく(数週間?場合によるかも)は油が上がってくるので、紙や布のものを直置きすると床の油を吸って油紙状態になってしまうことです。
裸足で歩くとなんだか足の裏がすべすべになります。
足の裏くらいなら洗えばすみますが大事な服とか本とかを床に置かないように!
子供の学校からきたプリントとかを一晩床に放置すると、油を吸って古文書みたいになってしまいます。

※追記
どうやら5Lのが発売されたようです。
なんだよー、これが早く見つかっていればこっちにしたのに。。。

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