私のご先祖様が、と言っても3代前なので、ひいおじいさんが、なのですが、今の土地に家を買って移ってきたのが大正のどこかあたりだと思われます。
その時に購入したのが、明治24年登記の我が家。
話によると、どうやら同じような比較的大ぶりな造りの町屋が2棟並びで立っているところを両方買ったようです。
そこで、今の町で当時3件しかなかった診療所を開いた、と聞いています。
移ってきた当時は2件連なっていたと聞いていますが、現在は南側の建物はなく、紆余曲折があって北側の建物も南側1/3を切り取って新たに壁を作った状態で残っています。また、北側の建物の東側には、平屋の居間が60年くらい前に増築され、何度かのリフォームを経て現在に至ります。
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120くらい前と今。右側が北。 |
残った建物は、当時の都合により「1/3ほど切った」ことにより、現在では建物がちょっと歪んでおり、4代目がリフォームしようとする時に頭を抱える問題を産むことになるとは、当時はよもや思っても見なかったのではないでしょうか…
というか、まだリフォームして使おうとしていることそのものに、曽祖父も祖父も祖母も草葉の陰で内心驚いているかもしれません。
昔の人ほど、新しいもの好きだったりしますからね。